日本とアメリカの『ワークブーツ』の立ち位置の違い

日本とアメリカの『ワークブーツ』はどうしてこうも違うのかって最近思ってた。

ヘイルメリーマガジンとかクラッチマガジンなどのアメカジ、ビンテージアイテム雑誌にあるように日本では10万円以上のワークブーツがファッションとして取り入れられている。

そこまで高額ではなくてもレッドウィング社のブーツはアメカジの定番となっている。

『ワークブーツ』というのはその名の通り作業用ブーツ。それがファッションとなっている。

しかし日本では普段履きとしてワークブーツを履く人が沢山いる一方、建築現場や道路工事現場ではアメリカ的なワークブーツを履いている人はほとんどいないのだ。

それはなぜか

日本のファッションに取り入れられる『ワークブーツ』とアメリカの現場で履かれているワークブーツの違い

 

View this post on Instagram

 

今月末発売のこの秋冬の新商品のご紹介です 1920年代に存在した、レッド・ウィングのアウトドア用シューズを再現したRed Wing 1920s Outing Boot (アウティング ブーツ)。 3色での展開のうち、画像の靴のレザーは、#8826 「ティーク・フェザーストーン」。独特の艶のある、クラシックなブラウンのレザーです。 20世紀の前半には、屋外で楽しむスポーツやアウトドア活動にも、現在の6インチ丈ワークブーツのようなタイプの靴が履かれていました。そんな時代のアメリカで、今日のスニーカーのように履ける軽快な靴としてポピュラーだったのが アウティング ブーツ なのです。 サイズはUS6.0~11.0 希望小売価格は37,000円+消費税 9月末、全国のレッド・ウィング取扱店での発売を予定しています。(お取扱の有無は、店舗によって変わります。予め、お店にお問い合わせください。) また、以下のレッド・ウィング直営店舗でも発売いたします。各直営店舗にはサンプルを展示しております。 レッド・ウィング・シューストア 東京青山店 東京都港区南青山5-4-29 Tel: 03-6450-5349 レッド・ウィング・シューストア 大阪”LUMBER CO.”店 大阪府大阪市中央区南船場4-10-22 Tel: 06-6224-0520 レッド・ウィング・シューストア 仙台店 宮城県仙台市青葉区中央2-7-28 Tel: 022-748-7280 各店舗とも、営業時間は 12:00~20:00、水曜定休となっております。 #レッドウィング #レッドウイング #アウティング

Red Wing Japanさん(@redwingjapan)がシェアした投稿 –

レッドウィング社でいうと日本で好まれているのは100年前とかのブーツを再現した所謂復刻版のワークブーツ。当時のままを再現しているのだからソールも滑るし防水性能も低いし耐衝撃性もない。なのでガチの現場では意味がないのがほとんど。上の写真はレッドウィングジャパンのインスタグラムアカウント。

一方アメリカ本国のレッドウィングのラインナップは日本のとは大きく異なる。

 

View this post on Instagram

 

Ironworkers on a build in Soledad Canyon, CA, take a well-earned break. #Redwingboots

Red Wing Shoesさん(@redwingshoes)がシェアした投稿 –

こっちはレッドウィングの本国アカウント。載っているのは仕事用のブーツだけで上の写真のようにボロボロなのも沢山アップされている。

本国のホームページには日本で人気のモデルなどはほとんど載ってなくてガチの現場用ブーツが圧倒的に多い。つま先保護や防水性能などの機能が記載されていて用途現場に合わせて選べるようになっている。

レッドウィングだけではなく日本では10万円以上するようなメーカーも本国では作業用がメインで価格もずっと安い。

日本人とアメリカ人の作業靴に対する思い入れ

僕は以前建築現場で働いていたことがあるので作業員たちの靴は沢山見てきた。

多かったのはつま先に強化プラスチックだったり金属のセーフティが入っているスニーカータイプの靴だ。

大工は上履きみたいな薄い靴を履いていることが多かった。これはつま先のセーフティは入っていない。

これ以外では脛くらいまである長めのプラスチックか合成皮革っぽい素材でマジックテープで止められるようになっている靴だったり。どれも使い捨てであろう安っぽい靴ばかりだった。

実際そのような靴は現場ではすぐに壊れる。安いのだと2000円もしないくらいだけど現場で毎日履いていれば2カ月くらいで壊れそうだ。安いスニーカータイプはソールもすぐにダメになるから滑って危ない。

しかしアメリカのブルーワーカーが履いているようなソール修理可能な『ワークブーツ』を履いている人は一人も見たことなかった。

日本では安いのを買って履きつぶしては新調するのだろう。そっちの方が高くつくかもしれないけどそんなこと気にしてる人はいないだろう。

一方アメリカのブルーワーカーたちはワークブーツに愛着があり拘りがあるからメンテナンスしながら長く愛用するらしい。

アメリカは西部開拓時代からゴールドラッシュなど建国の歴史でずっとブーツが履かれてきた。日本ではそれがなかった。その違いからきているとも言われているらしい。たしかにアメリカ生まれのジーンズは今でも本国で作業着として着用されているが日本の現場ではジーンズ禁止もあるくらいだ。

広島の尾道で行われているプロジェクトで『ONOMICHI DENIM PROJECT』というのがあって非常に面白いです。

尾道で生活する様々な職業の人たちにジーンズを着用してもらって1年後に回収して職業別の『リアルビンテージデニム』を作成し販売するという企画。

もちろん大工や現場仕事の方達も参加していますね。

アメリカ人の真似をしろということでは全くないけど、ガチのワークブーツを現場でメンテナンスしながら使ったりジーンズをはいて作業したりする人がいたらめちゃくちゃ写真撮りたいです。

上で紹介したレッドウィング本国のインスタグラムみたいなアメリカの建築現場の写真とかがなぜかすごく好きなんです。

なので日本のアメカジ雑誌のようにワークブーツを持ち上げすぎるのは違和感がありますね。

       

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です