アメリカンニューシネマ『バニシングポイント』あらすじと感想

映画『バニシングポイント』

1971年のアメリカ映画で監督はリチャード・C・サラフィアン

主人公の男がただひたすらに車を猛スピードで走らせていく映画で、アメリカンニューシネマに入る作品である。

『アメリカンニューシネマ』とは世相を反映した映画たち

1960年代後半から1970年代にかけてアメリカで製作された、反体制的な人間(主に若者)の心情を綴った映画作品群を指す日本での名称。ニューヨークを中心としたムーヴメントである

1967年12月8日付『タイム』誌は『俺たちに明日はない』を大特集し、「ニューシネマ 暴力…セックス…芸術! 自由に目覚めたハリウッド映画」という派手な見出しの記事の中で、この新しい米国映画の動向をレポートした。

ウィキペディア先生より

『アメリカンニューシネマ』の作品はどこか暗さがあってハッピーエンドでは終わらない作品が多い。

アメリカのベトナム戦争への軍事介入によって生じた国民の不信感や人種差別、政治の腐敗などが背景にある世相を反映している映画が『アメリカンニューシネマ』である

1967年のボニーとクライドを描いた『俺たちに明日はない』から始まり、1976年の『タクシードライバー』で終わったと言われている。

『ロッキー』や『ス『バニシングポイント』のあらすじターウォーズ』の大ヒットによって暗い憂鬱な『アメリカンニューシネマ』は幕を閉じた。

映画『バニシングポイント』

よく『カーアクション』と紹介されているがカーアクションという分類は合わない。そんな派手な映画ではない。

基本的にただ車で走っているだけで主人公の男は無口でセリフも少ない。

猛スピードで車を走らせる主人公の過去がフラッシュバックしてどんな人物であったかがわかってくるようになっているが、フラッシュバックも長々と細かくは描かれていない。

『バニシングポイント』のあらすじ

舞台は70年代のアメリカ。

主人公の男の名前は『コワルスキー』

仕事は新車の陸送である。

コロラド州デンバーに真夜中に到着したコワルスキーは休みもせずにサンフランシスコに陸送する車に乗り込みすぐに出発した。

出発してすぐに寄った場所で顔なじみからドラッグを受け取るコワルスキー。

その顔なじみの男と『翌日の15時までの15時間でサンフランシスコに到着する』という賭けをすることに。

当然警察に追われるが振り切って猛スピードで走りつづける。

かつてベトナム戦争へ行き傷を負ったこともある。オートレースの選手として転倒してもなお走りつづけたこともあるが事故とアルコール検査拒否で免許停止になった。

警官だったこともあり、卑劣な上官をとがめたが解雇処分になってしまった。そんな過去がフラッシュバックする。

そんな中警察無線を盗聴した黒人ラジオDJがコワルスキーの逃走劇を放送したため多くの声援が集まる。

ラジオDJは放送で彼を支援するように。

コワルスキーは放送や出会った人の助けで警察を振り切って走りつづける。

放送で「もうだめだ。止まれ」と言われても走りつづける。

消失点(バニシングポイント)に向かって

バニシングポイントの感想

ロードムービーというか『ただ走るだけ』の映画には惹かれてしまう。おなじアメリカンニューシネマの『イージーライダー』に似ている。

主人公はほとんど喋らないし語ることなんてないのだけれどフラッシュバックする過去の描写で主人公の持っている怒りが少しだけわかる。少しだけ

アメリカの乾いた土地を疾走していく様は古き良きアメリカ好きなら観ておいて損はない。ストーリーとか関係なしに観ていたいと思う映画もある。イージーライダーもそうだしバグダッドカフェも同じである。

社会に疲れたら日本列島縦断でもすればいいと思う。でもスピードは守って

アメリカ横断旅を思い出した。

       

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