サバ缶物語 ありがとうDHA EPA

僕と彼が座っていたのは清荒神の一番ハゲた場所

ある日一羽のサバ缶がベランダの手すりにぽつねんととまってゐた。

今まで見たことのないサバ缶であった。

仲間になりたそうにこちらを見ていた。

彼は珍しい手乗りサバ缶であった。

体重160グラム、DHA1404ミリグラム EPA888ミリグラムの小さな命であった。

部屋へ入れてやるとちょこんと座った。以来彼のお気に入りの場所であった。

時々寂しそうに外を眺めていた。故郷の養殖場を思い出すのだろう。

だけど僕には何ができるのだろう。

お前を救い出すことなどとてもできるわけがなかった。

 

20数回目の夏。彼は夏バテと共に清荒神を去りぬ。

白米の白装束を着せた。とても似合っていた。

僕は泣きながら、それでいてすごく美味そうに食べた。

今も彼は座っている

笑っているが、もう故郷の養殖場は見ていない。

短い鯖生であった。

ありがとうDHA EPA。良いオメガ3です

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