映画『ミスト』の原作小説『霧』を本文を交え紹介する

霧の中に何かがいるぞ!何かがジョン・リーをさらっていった!何かが、、、

スティーブンキングの中編小説『霧』

『ミスト』というタイトルで映画化されていてNetflixではドラマも化されている有名な作品。

映画『ミスト』の超絶バッドエンドに衝撃を受けた人は多くいると思いますが原作も読んだ事があるという人は少ないのではないでしょうか。

映画と原作の終わり方は大きく違っていてそれを知るために読んだのですが、翻訳小説なのに思っていたよりもかなり読みやすくハラハラしながら読み進めることができました。

そこで、映画『ミスト』を観たことがあってもなくてもスティーブンキングの『霧』を読んでみたいと思えるように紹介していきます。

映画と小説のラストの違いとネタバレはこっちで書いています⇩

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映画『ミスト』の原作小説『霧』を本文交えて紹介

それはこうしてはじまった。

この一文ではじまる。

導入部分が長ったらしくてつまらないという作品は多いけど『霧』はそんなことはない。

映画と同じでテンポよく展開していく。

「いったいこれはどういうことだ?」

ノートンが叫ぶ。

あたりが暗くなりはじめていた。いや、正確にいうとそうではない。その時わたしはマーケット内の灯が全部消えたというふうに感じた。

その次に最初からずっと停電していたということと、それまでは少しも暗く感じなかったことに思い当たった。

窓際にいる人たちが叫んだり指さしたりしはじめる前にわたしは悟った。

霧がやってきたのだ。

マーケットに霧が到達する場面。混乱の始まり。

翻訳小説によくあるまどろっこしい文もあるけどハラハラして読み進められる。

発電機がとまった。ノームがシャッターの下に実をかがめたときジムがでてきた。

そして彼は見た。わたしも見た。オリーも見た。

一本の触手がコンクリートの搬入口のプラットホーム越しに伸びてきてノームのふくらはぎに巻きついた。

わたしは口をあんぐり開けた

映画にもでてくるシーン。

「泣きそうな声を発した」「ああ、神様」とかの表現があって緊迫感が伝わってきます。

実際こんな状況になったら口をあんぐりとさせてしまいそうです。

霧の中から野太豚の鳴くような声がおこった。

いままでに聞いたどんな音にも似ていなかった。近いものを挙げるとするならばアフリカの草原か南米の湿地帯での映画撮影のときに聞いた声だろう。

巨大な動物の声。

低く引き裂くような狂暴な声が、またひびいた。

数人がマーケットを出ていった直後の場面。

文は音も映像も無いので映画を観ていても違ったように想像が膨らみます。

 

最初から最後までテンポが良くてハラハラして読み進められるので是非映画と比べてみてください。

翻訳小説だけど読みやすいです。

『霧』は『闇の展覧会』という短編集と『骸骨乗組員』という短編集に収録されています。

骸骨乗組員は半分のページが『霧』です。

普通の文庫本の分厚くない小説くらいのボリュームだと思ってください。

       

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